債券を勉強してみる
こんにちは。おうちスキーです。
高配当銘柄が振るわないのは「米債券の利回りが上がっているから、同じくらいの配当利回りなら債券のが安定してて良いよね」ってなるからと言われています。
じゃあ、米債券買えばいいの?
ってことで、今までふんわりとしか考えて来なかった債券について少し勉強してみようと思います。
勉強の覚書で勘違いしているかも知れませんのでご留意ください(おうちスキーはまだ債券は買ってません)
おうちスキーが”債券”と聞いて思い浮かぶのは、BNDなどの債券ETFや、確定拠出年金にある債券投資信託です。これは、バンガード等の運用会社が各国の債券を買い付けて混ぜ混ぜし、ユーザーに小口で売ってくれるものです。株式ETFの株式が債券になってるだけのもので、とっても買いやすい。
しかし”債券”が本当に指すのは、日本国債や米国債、ソフトバンク社債のような発行元から直接買う(というか、貸し付ける)ものです。生債券とも言う。正直、おうちスキーにはあまり馴染みがありませんし、SBI証券でも楽天証券でも株式ほど数はありません。(以降、ETFは【債券ETF】、直接買う債券は【債券】と表記します)
債券ETFと債券の違いってなに?
債券ETFは毎月配当金を出しますが、これは債券の利息分です。自分で直接買い付けても同じように利息が出てきます。この点、債券ETFも債券も変わらない。債券ETFは手数料あるけど。
また、債券を償還前に中途解約する(売る)ことも可能ですが、購入時の金利より売却時の金利が上昇していれば元本割れする可能性があります。この価格変動の仕組みは債券ETFと同じです。
両社の違いは、
①償還の有無
直接の債券は償還があるけど、債券ETFは商品が続く限り永久ホールド可能です。
これはつまり、例えば100ドルの債券を購入して利息を貰いつつ償還まで持っていれば購入時の100ドルは戻ってきますが、債券ETFは満期がないから持ってる限り利息は続くし元本保証もされないってことです。
②利回りは固定か変動か
債券は利回りが決定されているけれど、債券ETFは変動します。
③米国債券にはゼロクーポン債がある
ストリップ債券とか割引債券とか言われるやつです。満期までの利息がゼロの代わりに、ディスカウントして販売されている債券です。資産形成段階の人が債券買おうかなーって言ってるのはだいたいこれだと思う。
ぱっと見たゼロクーポン債では、満期まで26年間持っていたら100%で戻ってくるものを54.2%OFFで購入できるものがありました。これは、45.8ドルを利回り年3.08%で26年間運用した事に相当します。
利息がつくとその分税金が取られますが、これは利息はゼロで満期時に全部貰うイメージなので、税金を取られずに複利で増やす方に回せるという意味で美味しい商品です。
外国債券はリスクがある
債券も債券ETFも外国債券であれば為替相場の影響をもろに受けます。
満期までの残存期間が長い米国ゼロクーポン債は、1ドル70円とか60円とかの相当円高に傾かないと損にはならないと言われますが、それでもリスクはリスクです。
また、債券はインフレに弱いと言われます。年2%のインフレなら、年利3%で回しても実質1%で回してることになります。もし年3%までインフレが上がれば、年利ゼロです。これは固定金利だから明確です。
ドル円換算でいくら損はしてなくても、がんがんインフレしてたら20年前の100ドルと今の100ドルじゃ価値は違うよねって話です。
だったらシーゲル教授の言う通り、インフレに追随する株のがいいんじゃないの?ってなります。
って、ここまで書いて思うのだけど、債券は安全ってイメージ誰がつけたんだろう。外国債券はバリバリのリスク資産です。もう少し勉強しなきゃ…。
金利の動向もあるけど、為替とインフレの影響も自分の中で整理しようと思います。
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