色々あるよね米国高配当ETF!どれがいいか調べてみた
こんにちは。おうちスキーです。
この間、諸事情によりVYMを売却したと書きました。VYMに文句があったわけではなく、ただのおうちスキーの事情で利確しただけなので今後もどっかで高配当ETFは買いたいなと思っています。
で、そういえば米国の高配当株ETFってちゃんと調べたことないなーと思いまして、今回改めて調べてみました。
SBI証券で買える米国高配当株
SBI証券で買えるやつをザックリ出してみました。( )内は経費率です。
SPYD:SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(0.07)
VYM:バンガード 米国高配当株式 ETF(0.08)
経費率に結構幅があります。
PFFは優先株なので毛色が違いますが、経費率だけ見るとHDV、VYMそして最近取り扱いが開始したSPYDのどれかが良さげに見えます。
チャート比較
まずはお安い3つから。
SPYDの開始時期2015年10月に揃えています。配当金も含めた全リターンです。
現在までのリターンはSPYDがちょっとだけ勝ってますが、ボラリティと一緒に考えるとVYMのが良いかと思います。
続いて、お高い方の3+VYMです。黒がVYMです。
期間はPFF開始に合わせて2007年3月からです。
SDY頑張ってるー。でもVYMも大体似たような値動きです。
似たような値動きなら、経費率が安い方が正義なのでVYMで良いように思います。
PFFは特性が違うので仕方ないとしても、ボラリティは結構あるんですね。意外です。暴落時に購入して、配当貰いつつ値が戻るのを待っていたら負けないやつじゃないのこれ。
ま、チャート比較すると買うならお安い3つの方のどれかでええんちゃいますの?ってなります。
VYM、HDV、SPYDの構成比率について
構成比率を見てみると結構違います。2018年7月現在ですが、
VYM(380銘柄): 情報技術>金融>ヘルスケア>消費財
HDV(75銘柄): 生活必需品>エネルギー>ヘルスケア>電気通信
SPYD(80銘柄): 不動産>公共事業>生活必需品>エネルギー
ってな感じです。銘柄数はVYMがダントツで分散していますが、80銘柄も持っていたら分散効果はあると思うのであまり気にしなくて良いレベルかとは思います。
しかし、VYMが各セクターに比較的バランスよく分散しているのに対して、HDVは生活必需品+エネルギー+ヘルスケアで6割弱、SPYDが不動産+公共事業で5割強と偏りがあります。
さてここで、有名なセクター・ローテーションをみてます。
現在は、景気が強く、金利が低い→高いに移行していますので、ざっくり11時~4時の間と言われています。
ここ数年で比較した場合に、金融やハイテク株などを多く持っているVYMや、不動産が多いSPYDに対して、生活必需品等に重心があるHDVが苦戦するのは致し方ないように思います。
よってここ数年の成績をもってVYMやSPYDが良いとは言えないかな?
どれがいいの?
じゃあどれがいいのーって話ですが、現在の分配金(SBI表示)を比較しますと、
VYM:2.93%
HDV:3.60%
SPYD:4.01%(まだデータなかったのでブルームバーグ表示)
ってことで、これだけ見るとSPYDなんですがー…不動産…こいつ不動産なんですよね。不動産が悪いとは思わないのですが、不動産だけで26.3%も持ってます。多くない?って思っちゃうんですよね。
恐らくどっかで斜陽の時代がきて、そうなった時に持っていられるのかというとよくわからない。不動産はよくわからん。
生活必需品とかヘルスケアとか、セクターで買うのは躊躇するけどHDV通じて買ってみても面白いかな、とか。
どっちにしろ、金融引き締め局面ですので高配当株が振るわないのは普通のことだと思います。同じ米国市場ですし、どれを買っても下がる時は全部下がり、上がる時は一緒に上がるので、もはや好みの問題かも知れません。
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