おうちスキーの小遣い日記

30代専業主婦がインデックス投資したり節約したりお小遣い稼ぎを頑張ってみたりする雑記ブログです

【永遠の問題】一括投資とドルコスト平均法、どっちがいいの?

こんにちは。おうちスキーです。

 

前記事の通り、おうちスキーのポートフォリオはとっても現金比率が高い状態です。

iloveouchi.hatenablog.com

で、ある程度の資金が手元にあってバイ&ホールドの長期投資をする場合、一括投資とドルコスト平均法、どっちが良いのだろうと悩んでいます。

アメリカ、イギリス、オーストラリアの3国において一括投資とドルコスト平均法のどちらが優れているかを研究したバンガード社のレポート(pdf)では、ドルコスト平均法はリスクを後回しにするだけでリスクを本質的に下げはしないし、パフォーマンスも下げるとバッサリ切られています。

一方で、元いた会社で確定拠出年金の説明を受けた時、ドルコスト平均法は一括投資より良いという話をされたような、されてないような…。

え、あれって嘘だったの?いや、まさか、大手銀行だったよ?と思って調べてみました。

 

日本市場に限って、ドルコスト平均法はちょっとだけ一括投資を上回っている

f:id:iloveouchi:20180430163956j:plain

日経平均株価の1970~2017年の値を使って、一括投資とドルコスト平均法のパフォーマンスの優越を比較した計算結果です。LSI=一括投資、DCA=ドルコスト平均法です。ちなみにここで言うドルコスト平均法のやり方ですが、最初の12カ月で分散させて一定額ずつ買っていき、その後にホールドするという方法で試算されています。

↓こちらのブログ記事から使わせていただきました。

blog.thinknewfound.com

ご存知の通り日経平均は1989年に38,915円を付けた後に暴落し、1万円以下を何度か経験してからアベノミクスで20,000円越えまで値を戻しました。よってバブルの頂点付近で買った人はいまだに含み損です。

そんな市場で試算した場合でも、ドルコスト平均法が一括投資を上回るのは3%だけです。明言はされていませんが、バブル崩壊年を外すと一括投資の方に分があるような書き方でした。

もし分散で買っていく期間を1年じゃなくて3年とかに伸ばした場合はどうなるか気になる所ですが、おうちスキーが主にお金を突っ込みたいと思っているアメリカ市場や世界の市場へ分散投資する場合は一括投資が有利なことは変わらないと予想します。

若かりし頃におうちスキーが説明されたのは日本市場の話か、上下する波を描いた模式図で「ほーら、平均取得単価下がるでしょ」って都合よく話されただけかも知れません。

 

 ドルコスト平均法の利点てなに?

上記のブログをGoogle翻訳で読み進めますと、ドルコスト平均法が一括投資より優れている点は投資家へのメンタルケアらしいです。なんやと?って思ってGoogle翻訳を疑ったわ。なんか話が急に変わった気がしましたが、自分の大事なお金を自分で運用するんだから確かにメンタルへの影響は重要です。

一括投資をした翌日にリーマンショックのような暴落が来た時、ドルコスト平均法なら「大丈夫!これからドンドン買付けするから!まだ先は長いんだから!」と思えるかも知れませんが、一括投資してたら耐えられます?って話です。

メンタルへの影響も考えて計算していましたが(読み飛ばしました…)、これって投資家の性格にもよりますし、経験値にもよるので非常にあいまい…。

まー、つまりそういった精神衛生への影響を考えなければ、手元資金がある状態でドルコスト平均法を一括投資より優先する理由はないと言えます。

 

株式の世界において一括投資が有利なのは何故か?

一括投資とドルコスト平均法を比較すると、なんで一括投資が有利になるのでしょう?それって何を意味しているの?って考えみると、結局は以下のことを言ってるんだと思いました。

①株式の世界は、長期的に見た時の平均回帰性が優れている

②株式市場は右肩上がり

”平均回帰性”とは、平たく言うと、短期的には暴落したりバブルになったりしても、20年くらいの長期でみれば結局は落ち着くところに落ち着くもんだ、ということです。

また、世界経済は成長し続けると考えるのがインデックス投資の基本概念です。回帰していく対象が右肩上がりになるのだから、長期で持っていればプラスになるはず。それならさっさと一括投資して、市場の成長に資金を委ねてしまった方が良い、と言える。つまりそういうことだな、とここ数日色んな所を読んで思いました。

 

結局はポートフォリオ

日本市場の例の通り、一括投資が良いといってバブルの頂点で日本市場に資産全部突っ込んでいたら20年経っても含み損です。当時、日本の株に100%投資することがどれだけのリスクと見積もられていたのかは知りませんが、もし100%ではなくて株:国債=50:50として1年に1回リバランスしていたらかなりマシな結果になることが想像できます。

100%株であっても、日本以外の市場にも分散投資をしていたら、とっくにプラスになっていると予想できます。

なんの面白みもない結論ですが、結局は自分が耐えられるリスクで十分に分散されたポートフォリオを組み、リバランスを適度に行い、20年は握り続けましょう、と言えそうです。

リーマンショックレベルの暴落でだいたい株は50%OFFになるので、ここでいうリスクに耐えられるかどうかって、「頑張って貯めたその500万円、全部株に突っ込む設定にしてるけど、暴落したとき半額の250万円を一時含み損として抱えることになるよ。大丈夫?」と自分に問いかけてみて「余裕」と答えられるか否かです。

おうちスキーはちょっと無理かも。

なので、一括で買った方が良いというのはよくわかったのですが、アメリカ株偏重のままでいいのかとか、債券or現金の比率を今の目標ポートフォリオのままでいいのかとか、その辺は再検討が必要だと思いました。

 

あと、シーゲル教授の本読もうと思います。今更ですが。

 

(投資は自己責任でお願いします)