【投資の勉強】シラーPERとかCAPEレシオってなに?
こんにちは。おうちスキーです。
間が空いてしまいました。毎日ブログを更新する人は凄いと思います…。
さてさて、新興国が割安だと言われる昨今ですが、割安だとか割高だとか、何見て言ってるの?PER?って思いまして、ちょっと調べてみましたので覚書的に書いてみます。
シラーPER(別名:CAPEレシオ)とは?
新興国割安派の主張を見てみると、シラーPERが必ず出てきます。
通常のPER(純利益に対して株価が何倍か)は、計算の元になる純利益を単年でしか見ていません。対してシラーPERは”過去10年間の1株当たり企業利益の平均値をインフレ率で調整し実質化してPERを計算するもの”です。
めっちゃ好景気でたまたま単年で見たらPERが安めに見える企業でも、10年の平均値で見ればそんなに安くないよね?等ということがわかるわけですね。
とは言えPERは、万年安い企業もあればいつも高い企業もあり、一概にこの値以下だから安いとは言えないはずです。これは国別や地域別でも言えることです。
なので、感覚的に考えても、歴代CAPEレシオとの比較でバリュエーションを見た方が良いことが分かります。
国別のシラーPERってどこで見るの?
じゃあ、どこ行けばそれが見えるかっていうと、こちらになります↓
上記のサイトを開くとバーグラフが出てくると思います。
EmergingMarketsにカーソルを合わせると、2018年6月時点で新興国の現在値14.1、これまでの中央値15.9、フェアバリュー14.7であることが分かります。(フェアバリューの算出式は調べてないけど)。
米国大型株等と比べると確かに割安です。
このサイトは他にもいろいろ見られるそうですが、利用方法はこちらのブログ様でバシッと説明されてますのでご覧ください。
シラーPERと実際の株価について
国別のシラーPERって為替の影響はどうなのでしょう?諸々を現地通貨で算出しているというコメントも見ましたし、米国のそれを見ててもなんかドル換算っぽいなと思うので、現地通貨だとして考えます。
っていうと、為替が不安定な新興国株は「割安だと思って買ったら為替で大損」となる気がものすごくしてきます。っていうか、トルコがまさにそうです。余談ですが旅行先としてトルコは素晴らしい所です。荘厳なイスラム建築、美味しい料理、ファンタジー世界のような街並みと自然、重厚な歴史。もう観光資源をこれでもかと持っていますのでお勧めです。
話が逸れました。
米国のシラー係数を見て見ましょう。何年も中央値から大きく乖離していますが、めちゃくちゃ上げてやしませんかい?
おうちスキーは、PERは期待値であり、順張り指標だと思っている節があるのですが、このシラーPERも同様に順張り候補の絞り込みツールなんじゃないかという気がしてきます。
確かに、新興国株は割安で米国株は割高なのでしょう。なので、長い目でみて新興国株を多めに持っておくと良い結果になりそうに見えます。
また、米国株が厚めになっているうちのPFも、防御としてキャッシュポジ確保および米国長期債組み入れの検討はやはりしておいた方が良いでしょう。
ただ、このシラーPERを信じて米国株を買い控えていたら機会損失半端ないですし、安くなったと新興国を買っていたら逆張り我慢大会です。相場って難しい。
どの指標もそうですが、複数組み合わせて使うものだと思います。はい。
っていうか新興国は洒落にならん為替の動きをしますので、そこを加味できるといいのですが。
っていうかていうか、時価総額加重平均という名の強制順張りツールを世界規模で採用しているVT買っておけばよくない?新興国の時価総額が上がったら比率変えてくれるんだしさ、とか思ってしまった。
おうちスキー家は夫が新興国オーバーウェイトですがね。
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